美しすぎる夢

美しすぎる夢

世界が真っ白な霧に包まれている夢を見たことがあります。その世界は音も全くありません。その夢はとても印象的でした。

人々は高度の高い山々を歩いており、その世界では海水らしき水面が山の半分以上を埋めるほど上昇していました。水から逃げるように人間たちは高いところへと旅を続けています。真っ白に覆われている霧は海面上昇の影響でしょうか、一緒に霧雨も降っています。太陽は霧や雲に覆われており見えません。当然、空の青もそれらに覆われており、見ることができません。この世界はいつからかずっとこうなのでしょう。

水が人々の暮らす世界を浸食していき、段々住処を失いつつあるように思えます。その世界ではもはやインフラはありません。電気も水道もガスという存在も恐らく水没してしまったのだと一目で分かります。沈んでしまったからでしょうか、ビルや工場、建物などの人間の文化と思わしきものは全く見えません。山の地表の面積もさほど残っているようには見えません。周囲を見た限りでは山々の頂上の先端部分だけが水面から飛び出ている様子です。

恐らく私が見ていた光景は日本だと思うのですが、海外も同じ状態なのでしょう。地表部分が少なくなっており、いずれ人は水に沈むのかもしれません。

しかし、その退廃的な世界はとても美しくもある光景でした。通常ならその夢の世界の景色は絶望的なものであるように思えたのですが、私にはそのようには見えませんでした。自然と闘い、共に暮らしていく覚悟、そしてその現状を人々が受け入れるだけの許容があるように見えたからです。辺りにうつる人々は決して絶望しているようには見えません。

見える一面真っ白な霧と雲、そして光が遮られた山の暗い緑と二色しか見えない世界でしたが、とてもそれが記憶に残っているのです。この夢を見たのは5年以上も前なのですが、いまだにこの夢だけはすごく記憶に残っています。

【記憶に残った夢】
通常、夢を見てもすぐ忘れてしまうものです。それは我々の経験則から誰もが知っていること。たとえ夢から覚めた直後に内容を覚えていることがあっても、数日後にはほぼ全部忘れてしまっているというのが現実でしょう。

しかし、私はその夢については5年以上も忘れられないものとなっており、これからも忘れられない思い出の一つとなっているのです。その夢の続きを見てみたいとも思うのですが、残念ながら未だ見れておりません。時々別の夢なら続きを見ることもあるのですが、そう簡単にはいかないようです。

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